政治的に正しいおとぎ話

政治的に正しいおとぎ話

政治的に正しいおとぎ話


政治的に正しい = ポリティカル・コレクトネス

主にアメリカで広がった、偏った用語を追放し中立的な表現を使用しようという運動(Political Correctness:PC)
日本での差別用語の言い換えと類似する。
例として、接尾辞の"-man"は性差別的であるとして"-person"に変更したり*1、背が低いことを"vertically challenged"(垂直方向に(神から)試練を受けた)と表現したり、一般代名詞として"him"を用いずに"it"で受けるなどがある。
過剰な言い換えについて、日本で言葉狩りと呼ばれるのと同様の批判もある。

これをおとぎ話、昔話に過剰適用することで この主張の歪さを笑う…ってのが主旨かな。
言いかえが面白いけど、表現だけじゃなくて筋にも手を着けて徹底的に差別的状況を排除?する。
http://www9.plala.or.jp/challenger/danwa/book/pc.htm をみて購入する気になったので参考にどうぞ。
皇帝の新しい服(はだかの王様)で子どもに服を着ていないことを指摘された後の

「わかった。皇帝は洋服を着ないライフスタイルを選択されたのだよ」

は腹が痛くなった。