世界改変って不誠実だよね

たぶんこの妄想を決定事項としてらき☆すた見ると、いつそのしっぺ返しが来るのか不安でたまらなくなって見てられなくなるのでこの妄想は却下したのでした。
以下村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

「じゃあ教えてやる。心は獣によって壁の外に運び出されるんだ。それがかいだすということばの意味さ。獣は人々の心を吸収し回収し、それを外の世界に持っていってしまう。そして冬が来るとそんな自我を体に貯めこんだまま死んでいくんだ。彼らを殺すのは冬の寒さでもなく食料の不足でもない。彼らを殺すのは街が押し付けた自我の重みなんだ。そして春が来ると新しい獣が生まれる。死んだ獣の数だけ新しい子供が生まれるんだ。そしてその子供たちも成長すると掃き出された人々の自我を背負って同じ様に死んでいくんだ。それが完全さの代償なんだ。そんな完全さにいったいどんな意味がある?弱い無力なものに何もかもを押しつけて保たれるような完全さにさ?」