戦争プロパガンダ 10の法則


目次列挙するだけで内容が理解できる。中身は目次に沿ったエピソード紹介という感じ。戦争するにあたって馬鹿正直に領土欲しい・石油欲しいといっても通らないのでこういう方法を取るんだね。



  1. われわれは、戦争をしたくない

  2. しかし敵側が、一方的に戦争を望んだ

  3. 敵の指導者は、悪魔のような人間だ

  4. われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う

  5. われわれも謝って犠牲を出すことがある。 だが敵はわざと残虐行為におよんでいる

  6. 敵は卑劣な兵器や戦略を用いている

  7. われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大

  8. 芸術家や知識人も正義の戦いを支持している

  9. われわれの大義は神聖なものである

  10. この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である


「戦時の嘘」という本を下敷きにしているらしいのでそっちも探して読んでみたいけど国会図書館とか行かないと見たい時には見つからなそうだ。
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000008-I000525207-00


前に見たプロパガンダ映画why we fightのザ・バトル・オブ・チャイナを思い出した。アメリカが太平洋戦争に参戦するにあたって国民を煽動するために作られた映画なんだけど。いかに中国が善良で平和主義を貫いて建国以来他者を傷つけること無く過ごしてきたかとか、枢軸国の悪行とか紹介してこういう悪を打ち倒して善良な中国を助ける私たちは正義の味方なんですよ!って主張するような作りでこの10の法則を念頭に見直したら面白そう。レンタルとかしてるのかな。
訳無しならここで見れるか http://www.imdb.com/title/tt0184254/